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オーダースーツの違い
オーダースーツの種類
一言にオーダースーツといっても、実は作業工程などによって次の3つに分けられます。
・フルオーダースーツ
・パターンオーダースーツ
・イージーオーダースーツ
・フルオーダースーツ
・パターンオーダースーツ
・イージーオーダースーツ
フルオーダースーツ
フルオーダースーツとはその名の通り、一人のお客様の為だけに、採寸や縫製などの全ての作業をオリジナルでおこない作られるスーツのことです。
フルオーダースーツを作るためには、まず何より大切なものが採寸です。
お客様の体形寸法・肩の形状・胸の形状など細かい寸法データを取って、型紙を一から起こします。
その採寸が少しでも狂っていたら、仕上がりが随分と変わってきますから細かな部分まで仕立てのプロがきっちりと測るのですよ。
フルオーダースーツを作った経験がない方は、まずこの採寸の段階でかなり驚かれるのではないでしょうか。
それは、今まで経験したことのないような採寸方法だからです。
おそらくみなさんが思い描く採寸は、ウエスト、首周り、胸周り、など大まかな部分の採寸しか経験がないでしょう。
しかし、オーダースーツは、そのような採寸方法に加えさらに細かい採寸をします。
ここが一番のオーダースーツの利点と言えるのではないでしょうか。
私たちの体は、すべて同じ形をしていませんよね。 人によってO脚、X脚、猫背、なで肩、いかり肩など、様々な体型をお持ちです。 細かい採寸をすることで、その体型をカバーしてお客様にぴったりのスーツを提供することができるのです。 そして型紙を起こしたら仮縫いへと入るのですが、仮縫いが仕上がった時点で、お客様に試着していただき、さらなる細かい補正を行います。 手間はかかることですが、そうすることでお客様の好みや希望に細かく答えることができるのです。 さらにスーツの生地やデザイン、ボタン、裏地は、すべてお客様の要望通りに仕上げることができ、「自分だけの個性あるスーツ」へと変身していくのです。 納期はお店にもよりますが、「採寸」「仮縫い」「補正」などと、手作業の工程なのでだいたい1~2ヶ月で最終仕上がりとなります。 値段はその分、少々高額になるのがフルオーダースーツの欠点とも言えるかもしれませんが、お客様1人1人の体型や希望に合わせて、すべて職人の技術で作り上げる素晴らしい一品になることでしょう。
私たちの体は、すべて同じ形をしていませんよね。 人によってO脚、X脚、猫背、なで肩、いかり肩など、様々な体型をお持ちです。 細かい採寸をすることで、その体型をカバーしてお客様にぴったりのスーツを提供することができるのです。 そして型紙を起こしたら仮縫いへと入るのですが、仮縫いが仕上がった時点で、お客様に試着していただき、さらなる細かい補正を行います。 手間はかかることですが、そうすることでお客様の好みや希望に細かく答えることができるのです。 さらにスーツの生地やデザイン、ボタン、裏地は、すべてお客様の要望通りに仕上げることができ、「自分だけの個性あるスーツ」へと変身していくのです。 納期はお店にもよりますが、「採寸」「仮縫い」「補正」などと、手作業の工程なのでだいたい1~2ヶ月で最終仕上がりとなります。 値段はその分、少々高額になるのがフルオーダースーツの欠点とも言えるかもしれませんが、お客様1人1人の体型や希望に合わせて、すべて職人の技術で作り上げる素晴らしい一品になることでしょう。
パターンオーダースーツ
パターンオーダースーツとは、あらかじめ用意されている型紙をベースにシルエット、スタイリング、素材などを重視し、お客様の意向に合わせて調整しながら作成するスーツです。
パターンオーダースーツは主に身長・体型ごとに分かれた既製服体型(A体、Y体などのサイズ)があり、その既成服体型の中で自分の体型に近いものを選ぶことから始めます。
そして、袖の長さや上着の丈など補正可能な部分を自分の寸法に合わせて補正を行います。
もちろん、お店によってはオプションなどでボタン、ステッチなどのディテールを自分の好みに合わせて選べるところもあります。
あらかじめ用意されているものを使うので他のオーダースーツよりもリーズナブルに作れることでしょう。
ただ、その分体型補正の成約があり、「胸回りは細いけどお腹は出ている」というような細かな部分には対応できません。
ですので、標準体型でない人は体型にフィットしたスーツをつくることは難しいといえます。体型補正の点で制約が多く体型に癖のある方は確認したほうがよいでしょう。
逆に、標準体型の人は元のスーツのシルエットを崩さずに、リーズナブルに比較的フィットしたスーツを作れるという利点があります。しかも仕上がりも注文して2~3週間と比較的早いです。
完全な既製服のようなリーズナブルさと完全な注文服のようなオリジナルなフィット感など双方をうまく取り入れたものがパターンオーダースーツなのです。
イージーオーダースーツ
イージーオーダースーツとはフルオーダーとパターンオーダーの中間といえるようなスーツです。
そもそも「イージーオーダースーツ」は今からおよそ50年前、日本の百貨店で始まったそうです。
「イージーオーダー」ができる前までは、オーダースーツの主流は街のテーラーであつらえるフルオーダースーツでした。
しかしながら、フルオーダースーツはとても高額な商品であり、簡単に手に入れる品物ではありませんでした。 ですから、先代があつらえたものを形見として子供へと受け継がれていたそうです。 まさにフルオーダースーツが『一張羅』と呼ばれる時代だったのでしょう。
では、「イージーオーダースーツ」がどのようなものかというと、採寸した後、そのお店が持つ数百パターンの型紙の中から、お客様のサイズに一番近いものを選び、微調整して型紙を作りスーツを仕上げるという方法です。 つまり、この時点で一から型紙を起こすフルオーダーと大きく違いますね。 しかし、イージーオーダーでも型紙を様々な形に変更できますし、約95%の方がイージーオーダーの型紙に合う体型だと言われているので、フルオーダーにより近い感覚といえるでしょう。 イージーオーダーでは採寸したお客様の各サイズに一番近い基本図形の型紙を用いて、コンピューター処理で修正しますから、よりフィットさせることができます。 また、サイズ見本(ゲージ)と呼ばれるサンプル服を実際に着用して、フィッターがサイズやフィット感を確認した後、それを基に修正を加えていきます。 例えば、腕の太さを調整することもできますし、体型補正で「胸回りは細いけどお腹は出ている」「なで肩」「はと胸」といった個々の状態にも対応することができるのですよ。 サイズや体型補正の内容が決まったら、次は細部のボタンの位置を好きな位置へと変更したり、襟の幅などの変更などの要望を取り入れながらオリジナルの一着を作り上げます。 店によっては、1000種類以上もの生地が用意されているところもあるようで、ますますフルオーダーに近いですね。 一番の利点は、フルオーダーに比べて手軽さが増したということではないでしょうか。
ただ、工場の生産ラインに乗せなくてはいけないため、ある程度の制約もありますが、「イージーオーダースーツ」はパターンオーダーとフルオーダーの良い所を併せ持っているスーツと言えるでしょう。
では、「イージーオーダースーツ」がどのようなものかというと、採寸した後、そのお店が持つ数百パターンの型紙の中から、お客様のサイズに一番近いものを選び、微調整して型紙を作りスーツを仕上げるという方法です。 つまり、この時点で一から型紙を起こすフルオーダーと大きく違いますね。 しかし、イージーオーダーでも型紙を様々な形に変更できますし、約95%の方がイージーオーダーの型紙に合う体型だと言われているので、フルオーダーにより近い感覚といえるでしょう。 イージーオーダーでは採寸したお客様の各サイズに一番近い基本図形の型紙を用いて、コンピューター処理で修正しますから、よりフィットさせることができます。 また、サイズ見本(ゲージ)と呼ばれるサンプル服を実際に着用して、フィッターがサイズやフィット感を確認した後、それを基に修正を加えていきます。 例えば、腕の太さを調整することもできますし、体型補正で「胸回りは細いけどお腹は出ている」「なで肩」「はと胸」といった個々の状態にも対応することができるのですよ。 サイズや体型補正の内容が決まったら、次は細部のボタンの位置を好きな位置へと変更したり、襟の幅などの変更などの要望を取り入れながらオリジナルの一着を作り上げます。 店によっては、1000種類以上もの生地が用意されているところもあるようで、ますますフルオーダーに近いですね。 一番の利点は、フルオーダーに比べて手軽さが増したということではないでしょうか。
ただ、工場の生産ラインに乗せなくてはいけないため、ある程度の制約もありますが、「イージーオーダースーツ」はパターンオーダーとフルオーダーの良い所を併せ持っているスーツと言えるでしょう。