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オーダースーツのブランド
ダンヒル dunhill
1880年馬具専門製造卸売業としてロンドンで創業した。その後、
1893年には衣類や小物の製造業にも乗り出すなど事業を拡大し、
20世紀に入り自動車が普及してきてからは自動車旅行用品を多く売り出した。
その種類の豊富さは、しばしば「クルマ以外なら何でも揃えている」と表現される。
また、スーツから時計、バッグなどのアクセサリーまで幅広く展開する。
1920年代には皇室ご用達のブランドにまで成長し、1969年にはイギリス、エリザベス女王からブランド製品の輸出実績が評価されて表彰を受ける。
現在は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社を通じてタバコや葉巻ブランドを展開する他、 紳士服を中心にしたメンズスーツ、ネクタイ、カフスなどを中心に、 バッグ、ベルト、財布、時計、名刺入れなどの、アクセサリー関連も取り扱う、トータルブランドにまで成長した。 生地においては高級テーラーの多くがイタリアのエルメネジルド・ゼニアやロロピアーナと合わせてオーダー・スーツの生地に用いている。
現在は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社を通じてタバコや葉巻ブランドを展開する他、 紳士服を中心にしたメンズスーツ、ネクタイ、カフスなどを中心に、 バッグ、ベルト、財布、時計、名刺入れなどの、アクセサリー関連も取り扱う、トータルブランドにまで成長した。 生地においては高級テーラーの多くがイタリアのエルメネジルド・ゼニアやロロピアーナと合わせてオーダー・スーツの生地に用いている。
エルメネジルド・ゼニア Ermenegildo Zegna
19世紀後半、アンジェロ・ゼニアが羊毛の製織を開始。1892年に生まれたその末息子のエルネメジルド・ゼニアが
1910年に服地工場を設立したのがエルメネジルド・ゼニア社(ゼニア社)の始まりである。
エルメネジルドは、4台の織機を使いファブリック(生地・織物)の生産を始めました。
彼自身の言葉によると、これらのファブリックは「世界で最も美しい」ものでなければなりませんでした。 今日でも、 ゼニアのファブリック はイタリアが誇る輸出品のひとつであり、 赤い蝋の印章によって国際的にも認知されています。 1930年代になり、イタリアのテキスタイルメーカーとしては 初めて生地の耳(生地の端に当たる所)へブランドネームを 織り込み品質を保証すると共にゼニアの名前を世界に広めました。 ゼニア社の服地は1938年にアメリカ合衆国への輸出が始まり、 1940年までに40ヶ国以上で販売されるようになった。 1960年代に入るとエルネメジルドの息子であるアンジェロとアルドが事業を引き継ぎ、 1968年にプレタポルテ事業、1972年にパターンオーダー事業を開始した。 また、1980年代にはミラノとパリに単独ブランドの店舗を開いています。 現在、エルメネジルド・ゼニアは80以上の国・地域の555店舗で販売されており、 そのうち311店舗が直営店です。
生地に拘るゼニアは毎年コンテストを主催しており最も優良なものにトロフィーを与えます。 この生地が「トロフェオ」というゼニアを代表するウール素材になります。 また、そのトロフェオを上回るゼニアの中でも最も最高級の生地を「15mil mil15」と言います。 実に1000分の15mmというスーパーファインウールから生まれ、カシミヤと同等の毛質を持ち合わせる最高級素材です。
彼自身の言葉によると、これらのファブリックは「世界で最も美しい」ものでなければなりませんでした。 今日でも、 ゼニアのファブリック はイタリアが誇る輸出品のひとつであり、 赤い蝋の印章によって国際的にも認知されています。 1930年代になり、イタリアのテキスタイルメーカーとしては 初めて生地の耳(生地の端に当たる所)へブランドネームを 織り込み品質を保証すると共にゼニアの名前を世界に広めました。 ゼニア社の服地は1938年にアメリカ合衆国への輸出が始まり、 1940年までに40ヶ国以上で販売されるようになった。 1960年代に入るとエルネメジルドの息子であるアンジェロとアルドが事業を引き継ぎ、 1968年にプレタポルテ事業、1972年にパターンオーダー事業を開始した。 また、1980年代にはミラノとパリに単独ブランドの店舗を開いています。 現在、エルメネジルド・ゼニアは80以上の国・地域の555店舗で販売されており、 そのうち311店舗が直営店です。
生地に拘るゼニアは毎年コンテストを主催しており最も優良なものにトロフィーを与えます。 この生地が「トロフェオ」というゼニアを代表するウール素材になります。 また、そのトロフェオを上回るゼニアの中でも最も最高級の生地を「15mil mil15」と言います。 実に1000分の15mmというスーパーファインウールから生まれ、カシミヤと同等の毛質を持ち合わせる最高級素材です。
ランバン LANVIN
バーバリーなどと並んで、現代服飾ブランドとしては最も歴史の長い部類に入るとされる。
1889年にパリのフォーブル・サントノーレ22番地にジャンヌ・ランバンが開業した帽子店を起源とする。
ジャンヌが娘のために作ったドレスが話題を呼び、ランバンは親子服、さらにレディースファッションのブランドへと成長した。
1908年には愛娘のマルグリート(後にマリー=ブランシュ・ド・ポリニャック)の為にデザインしたワードロープがきっかけとなり、
子供服部門を設立。金色ボタンの付いたブレザーやフリンジ付のコートなど、
可愛らしさとエレガントさが調和された内容から人気に火が付き、
ランバン・ブランドの知名度アップの拍車となった。
1925年香水部門、26年紳士服部門を設立、27年、香水「アルページュ」を発表しこれが大ヒット。
事業を徐々に拡大させていった。女性としてはじめてレジヨン・ドヌール勲章を受勲する。
37年、パリ・オートクチュール協会の会長を務め、ファッション界へ大きく貢献しました。
現在は、メンズウェア、毛皮、ランジェリーなど、取扱いアイテムの幅を広げ、
服飾以外にもインテリアなどにも進出し、ライフ・スタイルそのものをサポートする
グローバル・ブランドへと拡大しています。
ドーメル DORMEUIL
ジュールズ・ドーメルによって創業。英国の服地をフランスに輸入するビジネス形態からスタートした。
その後、2人の兄弟AugusteとAlfredが会社に加わり、
3兄弟を表す3つの羊頭をモチーフとしたエンブレムが会社のシンボルとなる。
フランスへの輸入だけではなく、積極的にアジアやアフリカに向けて輸出を開始。
1862年に社名を「Dormeuil Freres (Brothers)」とし、本社をパリに置きます。
その後1871年にはロンドンに店舗を構え、1880年代には、新しい顧客獲得のため、
アメリカ・ニューヨークにショップをオープンしました。エレガンスかつ無類のセンスを伝えながら、
世界各国でそのイメージを確立していきました。
1800年代後半から積極的にアジア等の国々に進出。
1900年代前半に日本との強固な関係が生まれ始めた。
既にこの頃には服地の卸商としてドーメルは確かな地位を築いていましたが、
1927年に「Sportex(スポテックス)」、1957年に「Tonik(トニック)」と驚異的な人気を得る服地を発表し続けたことで、
その地位はますます不動のものとなり、その後も現在に至るまで、「Pashmina(パシュミナ)」、
「Vanquish(ヴァンキッシュ)」など超高級素材といえる贅沢な服地の開発・発表を行い精力的に服地の供給を行っています。
ドーメルが開発する、最高級生地は世界中から非常に高い評価を受けており、
シャネルやイヴ・サンローランなど多くのオートクチュールブランドに服地を提供しています。
イエーガー JAEGER
イエーガー博士の案により開発された肌着をイギリスでの独占販売とネーミングを使用する権利取得に成功したルイス・トマリンは、1883年、ロンドンのオクスフォード通りにイエーガー商会を設立。
衛生上優れたウール素材を100%使用した下着、無漂白のウール・キャメル素材の下着、肌着の販売が好評となり、イギリス国内で深く浸透していった。
1900年代に入ると、健康面とデザイン性にも優れたカーディガンやコートなどのアウター・ウェアーも手掛けるようになり、消費者にとって魅力的な製品を提供するビッグブランドへと成長していく。
1953年、洗うことができる合成繊維の開発に成功したのをきっかけにスポーツウェアも手掛け、1990年代に入るとブランドの方針を転換し、より若年者向けのコレクション展開へのプロジェクトを進める。
ウールやカシミヤ、シルクなど品質の高い糸や天然繊維を使用し、スタイリッシュで洗練されたファッションが高い人気を誇る。
イエーガーのコレクションは、ピンストライプやツイード、ヘリンボーン(杉綾模様)、プレード(格子縞の布地)など、イギリスの伝統的な生地を用いていることが多く、日本では皇太子、雅子妃が外務省勤務時代に愛用していたブランドの一つとしてクローズアップされ注目を集めた。
現在はイギリス国内に200店舗以上、国外にも100店舗以上あり、120年以上の歴史が手掛ける英国モードと新しいデザインで、さらなる成長と拡大を続けている。
フラッテリ・タリア ディ・デルフィノ tallia
1903年、イタリア・ビエラ地方において「ガルディア・タリア」として創業。
SUPER120から150使いのウール・カシミア・シルクなどを使用した高級素材しか生産しないことがポリシーのイタリアが誇る最高級服地メーカーです。
イタリア生地独特の高級感あふれる風合いと華やかな色柄に定評があり、質の高い原料を世界中から厳選し、最新設備で織り上げています。
世界30ヵ国以上に販路を拡大し、イタリアを代表する高級プレタブランドにも生地を提供しています。
オーダーでも用いられるスーツの代表的なブランドです。
顧客のニーズに合わせ、シーズン毎にコットン・リネン・シルク・バンブー といったユニークな織物を加えた色彩豊かな高番手ウールのコレクションを発表し続けています。
また、イタリア生地では珍しく打ち込みがよく、双糸で織られているので耐久性があり、非常に着心地が良いのも高い人気の一つとなっています。
ロロ・ピアーナ Loro Piana
1812年、イタリアのトリヴェロでウールの服地商として創業。
1924年、ピエトロ・ロロ・ピアーナがテキスタイル会社を創立したのが始まり。
カシミヤやビキューナといった高級素材を用いて最高級のテキスタイルを世に送り出す、高級服地メーカー&ラグジュアリーブランド。
「最高の製品のみを保証する。」というのがロロ・ピアーナ社のポリシーであり、最高級の原料確保に類をみない情熱とこだわりを持っている。
1980年代には自社ブランドを立ち上げてアパレルの分野にも進出。1993年にはニューヨークに、続いて1998年にはミラノ、ベネチアにも直営のショップを展開。
2006年からはインテリアの部門にも進出し、ライフスタイルをトータルに提案できるラグジュアリーブランドへと進化している。
ロロピアーナのオーストラリア産スーパーファインメリノウールは、スーツ生地として多くのテーラーやビジネスパーソンから高い評価を受けています。
イタリア国内はもとより、ヨーロッパのファッションに敏感な人たちにとってロロ・ピアーナ製品に対する支持は絶大であり、世界の高級カシミヤ100%の3割がロロ・ピアーナ社によって生産されているということからも、世界から高い評価を得ているということがよく分かります。
ヴィタール・バルベリス・カノニコ VITALE BARBERIS CANONICO
1936年創業でイタリア・ビエラに拠点を構えるテキスタイルメーカーです。
カノニコは高品質・細番手の高級ウールを提供し、
イタリアで信頼あるブランドとして大変人気があります。CANONICO社は1963年に現在の社長である“LUCIANO BARBERIS CANONICO”
の父である“VITALE”により設立され、ビエラ地方では突出した規模を誇る大手一貫紡です。
メンズ生地を主に生産しており、糸の紡績も自社で行っており、
オリジナル細番手のウール糸スーパー120クラスといった良質糸を利用しています。
日本やドイツの最新鋭の紡績機械・織機を使い、
糸原料・色柄を集約することにより高品質でありながらもコストパフォーマンスに優れた商品を世界に向けて発進し、
世界各国のバイヤーから高い評価を得ています。 同社の売上比率はイタリア国内約25%で残り75%は輸出されており、
主要輸出国としてドイツ、アメリカ、フランス、香港、日本というように、
まさに世界中で愛用されているブランドです。主な取引ブランドとして、
ラルフローレン、バーバリー、ヒューゴボス、 アクアスキュータムなどがあります。